100歳のお祝い記念品
2010年 9月 18日
数ヶ月前の新聞記事に、愛知県から毎年送られている「敬老の日のお祝い品」についての記事がありました。
これまで、愛知県内で100歳を迎えられた方々には、県からのお祝いとして現金と記念品がプレゼントされていましたが、今年は変更して花束と愛知県ならではの伝統工芸品をということになり、「尾張七宝」もその一つに検討されている、とありました。
それからしばらくして、取引先の方からこの記念品についてのお仕事のお話を頂き、当製作所からもいくつか見本をお出ししておりました。
県内の他の工芸品を含めいろいろと候補作品があった中、その記念品として最終的に選ばれたのが、当製作所の「尾張七宝額 かきつばた」でした。
かきつばたは愛知県の県花です。
9月20日の敬老の日を前に、神田知事が数えで100歳を迎えられた方を訪問し、花束と記念品であるかきつばたの額を贈られた様子が、先日名古屋の主要放送局のニュースで放送されていました。
一つ一つ心を込めて製作した品が、こうして記念品として使われている様子を目の当たりにする機会はなかなかあることではないので、ニュース映像で額が映っている様子を見たときは感慨深い思いでいっぱいになりました。
名古屋市内の方々にはすでに、お手元に届いているそうで、100歳を迎えられた方々に奇麗な作品だと喜んでいただけたら嬉しいなと思います。
また「かきつばた」の花言葉の中には「幸福」や「幸運」というものが含まれています。受け取っていただいた方々には、さらにお元気でご健康であられることを願っています。
最後に、規模が大きなお仕事とあり、打ち合わせから納品に至るまで、取引業者の方や関係各位の皆様方には大変お世話になりました。この場をおかりしてお礼申しあげます。
誠に有り難うございました。
posted by Yoshiro Kato