いよいよ、NHK BSプレミアムの「美の饗宴」の放送日が近くなってきました。
思いがけないスイス・ジュネーブへの旅から始まり、工房に戻ってのたくさんのシーン撮りと、トータル2ヶ月以上にわたる撮影で、かなり掘り下げた番組内容になっていると思いますので、僕もすごく楽しみです。
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さて今回は、前回までのブログで書ききれていなかった思い出を綴っていきます。
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今回たくさんの貴重な体験をさせてもらったなかで、とても印象的な出来事がありました。
それは、ジュネーブでの滞在を終えて帰国の途についていた時のことです。
ジュネーブ空港からまずは経由地のフィンランドはヘルシンキ空港に行き、そこから中部国際空港という予定でした。（通常およそ14〜15時間のフライトです）
順調にヘルシンキ空港まで行った時、ちょうど日本には台風12号が近づいており上陸しそうな状態でした。
マラソン台風と呼ばれた台風12号は、予想より遥かに長い時間日本に影響を残し、おかげで僕は、飛ぶか飛ばないかぎりぎりの状態のまま、フィンランドのヘルシンキ空港に12時間ほど缶詰状態になりました。
ヘルシンキに行く前から心配はしていましたが、まさか、12時間も空港で過ごすことになるとは思いもよらない事態でした。

ニュース映像なんかで見たことある、空港で寝てる人たちの一人になりました。

記念に1枚。現地時間午前2時くらい。
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結局、その日は欠航になり空港を出てホテルに泊まることになったのですが、英語も全くだめで1人旅（しかも海外2回目）だった僕は、いまいち正確な情報も得られない中の行動でしたので、思いっきり同じ境遇の日本人の人たちをたよって団体行動してました。
この日、なんとか床につけたのは現地時間午前4時頃でした。
（帰りの便でまだ良かった。行きはほとんど日本人いませんでしたから）
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翌日もひたすら情報待の状態で、結局飛ぶことはありませんでしたので、少しだけヘルシンキの街を散策したり、おまけの旅を楽しんできました。
日本にに向けて出発できたのはその翌日で、台北と香港を経由して予定より2日遅れての帰国となりました。（トータル18時間くらいかけてセントレアに着）
マラソン台風、恐るべしです。
でも、ホテルに食事にすべて航空会社負担でしたし、一期一会の出会いも楽しかったので、大変でしたけどいい思い出になってます。
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何かと緊張することの多かった番組出演でしたが、ホント貴重な体験ばかりであっという間に過ぎていった日々でした。
ここ最近、立て続けにテレビに出させていただく機会に恵まれ、何か僕にとっても七宝のこれからにとっても、少しずつ追い風が吹いてきているような気がします。
それが気のせいにならないように、うまく流れに乗っていけたらと思います。
番組を通して少しでも、七宝の魅力が伝われば嬉しく思います。
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posted by Yoshiro Kato