菊詰め 彩色
2011年 2月 8日
先日の植線からの続きを更新したいと思います。
今回は、彩色の作業です。
細かく銀線を立てた花瓶を一度炉に入れ、線がとれないように焼き付けた後、いよいよ釉薬をさしていきます。
この作業も気の遠くなる作業ですが、一カ所ずつ根気よく丁寧にそれぞれの色をさしていきます。
細部にまで注意を払います。菊の中心と葉にはすべてグラデーションを施しています。
葉の部分で5色程度、花の部分で4色程度の釉薬を使用しています。
絵の具がさしやすいように、すべての絵の具は常に手元に置いてあります。
口元にも絵の具をさしたら、一通り花瓶一周彩色の完成です。
植線ほどではないですが、この作業も何日もかけて少しずつ完成させました。
次回、焼成後の様子をお楽しみに。
posted by Yoshiro Kato