加藤七宝

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三代目見習い日記

8寸口細形の梅詰花瓶の塗り込み

2009年 7月 20日

8寸口細形の梅詰花瓶の続きです。
植線をした花瓶を一度焼き付けた後、梅の花の中を白い色の釉薬を低めに施して白ベースにする工程です。
梅の花に使う白釉薬はかなり不透明に近い釉薬ですが、それでも赤色ベースのままでは、赤釉薬の色を反映してしまいきれいな白にならないため、花の部分だけベースを白色にします。
白釉薬を適度な高さに施し、適度な焼成加減にすることは容易ではなく、かなりの熟練を必要とする作業です。
写真は白釉薬を施した後に、再度焼成した状態です。
次回は、施釉(釉薬を施す)の工程になります。

posted by Yoshiro Kato

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