加藤七宝

三代目見習い日記

「平城京遷都1300祭」 大極殿擬宝珠

2010年 6月 18日

今年2010年、平城京が誕生してから1300年を迎え、奈良では、「平城遷都1300年祭」
という記念行事が行われています。
この度、ご縁があり、大極殿の復元工事の一部に関わらせて頂きました。

内容は、大極殿の「擬宝珠(ぎぼし)」の製作です。
「擬宝珠」とは、伝統的な建築物の装飾で橋や神社、寺院の階段、廻縁の高欄(手すり、欄干)
の柱の上に設けられている飾りのことです。また、ネギの花であるネギ坊主のことでもあります。
ネギのもつ独特の臭気が魔除けにもなると信じられ、その力にあやかって使われるようになった
とする説もあります。


大極殿のまわりを囲み、70個以上の擬宝珠の製作をさせていただきました。
飾り金具の中心にある、赤・白・黄・紺・黒の5色の玉が七宝製で、そのうち3色が当方で製作したものです。
お話を頂いてから半年以上かけ、様々な苦労を重ね完成に至りました。
特に、七宝部分は完全な球体であるが故に、焼成時に釉薬がめくれ落ち何度も焼き直したり、研磨でも専用の道具を自作したりと、かなり試行錯誤しました。
苦労を重ねた分、無事完成し歴史ある建造物の一部になっている姿を見ると感慨もひとしおです。
改めて、歴史ある「平城遷都1300年記念行事」に関われたことに感謝するとともに、
平城宮跡等の歴史的・文化的意義を国内外の方々と改めて確認し、日本の歴史文化を
少しでも多くの方々に発信できることを期待しています。

平城京の正門である、朱雀門を背景に撮影

なお、この記事についてさらにご興味のある方は、こちらからもご覧頂けます。 
「平城遷都1300年祭」HP  http://www.1300.jp/

posted by Yoshiro Kato

サッカーワールドカップ×九谷焼

2010年 6月 17日


サッカー・ワールドカップ開催にあたり、出場32チームのユニホームを着た九谷焼の招き猫が
登場、というニュースを見つけました。
ほおには各国の国旗が描かれ、通常の九谷焼と同じ工程で製作されており、手描きのため一体一体の
表情が微妙に異なるそうです。
招き猫が、勝利を招いてくれればいいですね。

posted by Yoshiro Kato

有松絞り祭り

2010年 6月 9日

NPO活動の一環として毎年恒例になってきました「有松絞り祭り」での絞り体験会に
先週末お手伝いで参加してきました。
晴天に恵まれ、たくさんの人出でにぎわいました。


今回は、名古屋友禅と絞りが体験出来るのハンカチ・箸袋と、草木染めオリジナルストールの作成でした。
草木染めは、いがぐりを煮出して抽出した染料を使って染めたストールです。
どちらも手仕事ならではの味わいのある仕上がりになっていました。
たくさんの方々に体験していただき、伝統的工芸の一端を楽しんでいただくことができたと思います。
大きな祭りとあって、外国人の方の参加も結構いました。

今回の体験参加費は、ハンカチ・箸袋が1,000円で、ストール(シルク製)が1,500円でしたので、とてもお値打ちだと思います。
教えてくださる先生は、その道何十年の伝統工芸士の方たちで、作り方だけでなく色々な歴史とか小話なども聞けて、普段なかなか知ることのできない体験ができます。
このような活動を通して、伝統文化の魅力を少しでも多くの人に伝え、
身近に感じてもらえるようになればと思い、今後も活動していきたいと思います。
このお祭りは、年に一度の2日間、6月に行われていますので、興味のある方は、来年ぜひご参加ください。

posted by Yoshiro Kato

ページのトップへ